ブラジルvsスイス 2018FIFAワールドカップ

筆者一推しのブラジル。
今回のブラジルはいつもとひと味違う。

2010のような組織的なチームなのだが、守備も攻撃も素晴らしくかつ献身的な選手が多くプレスもしっかりする。
穴が無いといってもいいほどの完成度。
攻撃はスピードとテクニックの融合が素晴らしく、四年前と比べるとタレントレベルが格段に上がりクラッキも増えてきた。
唯一ブラジルが不安なのはRSB。ファビーニょを呼ばずダニーロとファグネルを呼んだのは驚きだ


そんなブラジルと対戦するのは史上最強と呼ばれる(自称)スイス。
メンバーは前回メンバーがほぼ残りかつエンボロのような楽しみな若手も出てきた。チーム力は昔から高く、シャキリのような素晴らしいタレントもいる。

コスタリカセルビアと難敵揃いのこのグループはとにかく必見

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ブラジルvsスイス 

ブラジルのメンバーは予想通り。試合の入りも予想通りでとにかく素晴らしいサッカーで美しさすら感じさせる。間違いなく今大会ナンバー1のチームだと感じさせた。
攻撃の連携の素晴らしさに加えボールも人も速さがありかつテクニックもあり、一人一人が仕掛けることが出来るブラジル。
個人的には過去最高のブラジルの攻撃力に見えた
スイスもそれなりのメンバーが揃っていたはずだが誰がなにをやっていたか覚えていないほどブラジルが自分たち主導の圧倒的な攻撃力を見せつけていた。

ただ、高さが乏しくいわば現代型のシステムなのでPA内での強さがなくバイタルの攻略に少し手間取った。アンリがいた時のアーセナルと同じような悩みだろう。
高さと強さを兼ね備えた選手が必要だがメンバーにそのような選手はおらず崩さなければ得点が生まれないのは今後ブラジルと戦うチームは参考にするべき材料だろう。
またジェズスは経験が乏しく今回が初のワールドカップなのでブレーク候補ではあるが逆に傾き可能性もある。ただフィルミーノが控えにいる凄いチームなので修正次第でスコアの面でも強いブラジルに生まれ変わるかもしれない


試合の話に戻すとコウチーニョはクラッキだと証明するかのような素晴らしいゴラッソを決め、ネイマールとマルセロのコンビネーションも良く、ジェズスも裏を取り守備陣を混乱させるなど良いプレーを見せていた。右サイドがもっと活性化すれば更に強くなるはずだ。

ブラジルに不利な判定がいくつかあったのだがなんのためのVARなのかよくわからない。
PKはもう一つあるべきだしGLで無ければもっと誤審の部分は騒がれたはず。
ドローは悪い結果だが内容に問題はないので誤審があったことを考えれば最低限の結果は残せただろう

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スイスもそれなりにボールをキープしたが、それはブラジルの守備力によるものとも言え効果的な攻めはほとんどなかった。それだけブラジルが攻守で圧倒していた。それだけにこのドローはブラジルの決め手の無さの露呈した結果としか言い様がない。

ブラジルとスイスの今後

ブラジルは前述のとおり。
右サイドともしかしたらCFのテコイレが必要か。
個人的にはメンバーが監督の好みだけで選んでる感があり、カッシオなど実力だけで見るとメンバー外の選手が何人かいる。圧倒的なレギュラー陣で勝てなかっただけに仮に今大会を落とすことになるとメンバー選考の批判は避けられない。
チッチの成績の良さで納得させたメンバー構成であり、使っているレナトアウグストなどはさておき、ほぼ出番がないような選手はまるでバックアップメンバーかのような選手が並んでいるからだ。

ドグラスコスタのような選手がいても中に高さがないだけに宝の持ち腐れになる可能性もあり得るかもしれない。やはりブラジルには高さが必要だ(もう遅いけど)

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スイスはエンボロが鍵。
地味な好プレーヤーであるシャキリ、リカルドロドリゲスなどアシストしてくれる選手はいるだけにフィニッシュが鍵になるはず。セフェロビッチでは・・
堅守に加え得点力も足ささればダークホースになる可能性もあるチームだと思う。が現在は前回と同じくらいのチームとしか思えない